Breaking Down Nations!


Greece|ギリシャ


Identity|アイデンティティ

 

 バルカン半島の先端、ヨーロッパとアジア、アフリカを結ぶ中継点に位置するギリシャ(正式名称:ヘレニック共和国)。北西にアルバニア、北に北マケドニアとブルガリア、北東にトルコと国境を共有します。西のエーゲ海と東のイオニア海、南のクレタ海と地中海に囲まれ、沿岸の長さは地中海周辺エリアで最も長く、何千もの島が散在します。約1千万人が住む同国は九つの地域に区分され、首都アテネを最大都市として、テサロニケ、パトラスといった大都市が続きます。西洋文明のゆりかごと称されるギリシャは、民主主義、西洋哲学、西洋文学、歴史学、政治科学、科学と数学における主要な法則、劇場とオリンピックを生み出した偉大な文明の発祥地でもあります。

 

 紀元前8世紀の時点で、ギリシャにはポリスという行政区が成立しており、マケドニアのフィリップ二世は紀元前四世紀までに現在のギリシャ全土に該当する地域を統一しており、彼の息子のアレキサンダー大王は西地中海エリアからインドに至るまでの古代世界の大半を征服。大王の東方遠征によって古代オリエントとギリシアの文化が融合し、紀元前323年に大王が死んだ後、部下達が勢力争いの中で分割して派生した諸国はヘレニズム文化を発展させ、ローマが最後のヘレニズム王朝だったプトレマイオス朝エジプトを併合する紀元前30年まではヘレニズム時代と呼ばれます。その後のローマ帝国支配下においてもヘレニズム文化とギリシャ語は支配的な役割を維持し続け、一世紀にはギリシャ正教会が興って近代ギリシャのアイデンティティ醸成に寄与し、帝国分裂後の7世紀以降には東ローマにおいてキリスト教と融合したビザンティン文化を生み、ヘブライズムと並んでヨーロッパの文明の基礎となったと考えられています。15世紀中盤からオスマントルコの支配下となったギリシャは、独立戦争を経て1830年に近代独立国家となりました。

 

National Anthem|国歌

National Flower|国花

Daffodil / ラッパスイセン
Daffodil / ラッパスイセン

Regions|地域

Aegean Islands|エーゲ諸島

 エーゲ諸島は、ギリシャ本土の東、エーゲ海の島々で、島々の大半はギリシャに属しますが、一部トルコ領も存在します。夏は暑く、冬は温暖な気候で、一生に一度は行ってみたいリゾート地ですね。

 


Central Greece|中央ギリシャ

 ギリシャの大陸部分に当たり、

 


Crete|クレテ

 

 


Epirus|エピルス

 

 


Ionian Islands|イオニア諸島

 

 


Macedonia|マケドニア

 

 


Peloponnese|ペロポネソス

 

 


Thessaly|テッサリア

 

 


Thrace|トラキア

 

 


Referances